1/17 観音講恒規法要のご報告

令和3年最初の新美山願興寺観音講恒規法要が今日17日に厳修されました。
差定の法要は願興寺ではなく今年の初めも宗淵寺の本堂にて行われ、挙経も参拝者は黙読、心読となりました。
読経の後にはご住職のご説教がありました。

ご説教は、この1月17日は阪神淡路大震災の日であり、年を数えて26年目となりました。ここにお参りの中には娘さんをその震災で亡くされた方がおいでになります。今日もお供えを戴き行茶で皆様へとの事です。この震災の犠牲者の精霊の菩提の為に全員で黙祷をささげました。

また、去年は令和2年であり、コロナ元年と云える年でありました。そして今年は令和3年ですが、コロナ2年とも云えます。去年はコロナ禍に対して手探りの年でありました。今年に入り、よすが(寄す処)としてはワクチンの接種が始まった事でしょうか。大きな期待をしているのですが、精神的にはやはり精神的なモヤモヤが晴れる事はありません。それは、人と人との精神的な繋がりが2極化したのではないのでしょうか。信頼関係が大きくなった人、全く無くなった人。また、個人個人の価値判断の2極化ではないのでしょうか。それに依る人と人との分断があったと思います。
令和3年、コロナ2年はその様な人間関係においての負の現象を取り込み修正していく年ではないのでしょうか。
観音講会長の金本会長より新年の挨拶を戴き法要を終わりました。 合掌
(観音講副会長 金本和夫 拝)

宗淵寺/願興寺

島根県松江市にある曹洞宗寺院・臥龍山宗淵寺と、境内に奉祀されている出雲観音霊場第二十三番札所・新美山願興寺からのお知らせや山内行事の報告、さらに住職や寺族、檀信徒の日暮らし、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつづっています。

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