10/11 第十六世 碓峰博道大和尚 退董式

令和2年10月11日(日)、宗淵寺第十六世・碓峰博道大和尚(板倉博道)が住職を退任する「退董式(たいとうしき)」が厳修されました。

室中には先代、先々代(博道和尚の父と祖父)の頂象が掛けられ、住職から東堂となる博道大和尚の晴れ姿を見守りました。

法要には、本寺様や近隣寺院の御住職方が12名、檀信徒がおよそ80名参列。

法要後の記念式典の謝辞では、檀信徒を代表して、東堂と長らく寺院護持を共に当られた小松仁護持会長が、万感の思いと共に謝辞を述べられました。

花束の授与では、孫の天佑も登場。

久しぶりに法衣を纏って緊張気味だった東堂の顔にも、安堵の笑顔が見られました。

昭和50年の住職就任以来、加えて福祉施設に兼職するなど張り詰めて働きづめだった45年間も、この日で一区切りとなりました。

今後は、一昨年の罹病で、リハビリの一環として始めた書画の制作に勤しみ、ゆったりとした時間を過ごして欲しいと思います。

この日の行持に際しては、当初は新命住職の晋山式とともに、より盛大な内容を企画していましたが、新型コロナウイルスの世界的流行により、退董式のみに規模を縮小し、感染症対策に努めながら、思いつくかぎり、できるかぎりのことをさせていただきました。


改めて、ご法縁を結ばせていただいた僧侶のみなさま、事前準備からご尽力いただいた総代世話人のみなさま、梅花講、宗友会、願興寺観音講の他、住職在職中にお世話になった全てのみなさまに、心から感謝申し上げます。

宗淵寺/願興寺

島根県松江市にある曹洞宗寺院・臥龍山宗淵寺と、境内に奉祀されている出雲観音霊場第二十三番札所・新美山願興寺からのお知らせや山内行事の報告、さらに住職や寺族、檀信徒の日暮らし、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつづっています。

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