7/17 観音講恒期法要とペット供養

本日は17日で、新美山願興寺観音講の恒規が厳修されました。併せてペット供養塔の供養も併修されました。

 今月に入り、島根県でのコロナ感染数が大幅に増加し人口比率では全国的に恐ろしい状況になり参拝者も16名でした。ペット供養にお参りの方もお出でですので実際はもっと少人数でした。

差定の法要は黙読、心読で後にはご住職のご説教がありました。

併修でもあり、挨拶程度にするつもりだったが、大きな事件が起こったので少しだけお話しするとの事。

安倍元総理銃撃事件。

今回の事件は一過性の物ではなく、抱えている問題は延々と続いている。

27年前になるが、オウム真理教が起こしたサリン事件の事を話さなければならない。当時、自分は学生であったが、このサリン事件で国民は一般の伝統教団と事件を起こした新興宗教は違うものではないかと思ったかもしれない。でも当時の自分は、オウムと伝統教団に違いは然程大きくないと考えていた。

宗教への懐疑心が大きくなる中で、10年前の東日本大震災で伝統教団への信頼が一時は戻ったと思う。伝統教団の持つ「供養の即時性」にすがらざるを得ない状況だったから。

しかしまた、今回の事件で宗教教団への不信感がまた湧いたとすれば、その信頼を回復するには長い時間が必要だと思う。


時間が限られていたので詳細にはお話しできなかったかもしれませんが、難しいご説教でした。

 その後、ペット供養塔法要関係者と観音講役人の参列で、供養塔建立一周年の法要が厳修されました。(観音講副会長 金本和夫 拝)

宗淵寺/願興寺

島根県松江市にある曹洞宗寺院・臥龍山宗淵寺と、境内に奉祀されている出雲観音霊場第二十三番札所・新美山願興寺からのお知らせや山内行事の報告、さらに住職や寺族、檀信徒の日暮らし、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつづっています。

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