新年のご挨拶とご報告
明けましておめでとうございます。
新年の掲示句には「春鐘献上」と書かせていただきました。
昨年で37回目を迎えた除夜の鐘。当寺檀信徒青年部である宗友会の皆様に運営していただき、長きに亘って地域行事の一つとして開催してまいりました。
久しぶりに行動制限のない年の瀬に、かつてないほどの暖かな気候も手伝ったのか、多くの方にお詣りいただきました。
本来は108つ鳴らしますが、当寺ではご希望の方全てに鐘をついていただいています。かつては400回ほどついていた時期もありましたが、近年は200〜230回ほどと減少傾向でした。しかし昨年はちょうど300回。久しぶりの大台となりました。
今年初めて提供した「葛とごぼうのポタージュ」も好評でした。
コロナ禍によって存続が危惧されたこともありましたが、地域に新春の訪れを伝える風物詩として、今後も可能な限り除夜の鐘を続けて参りたいと思います。
さて、以下はご報告です。これまで曹洞宗の地方機関である島根県第二宗務所で、布教担当である教化主事の任に当たっておりましたが、昨年12月に配置転換となり、人権擁護推進主事として、引き続き宗務所業務に当たることとなりました。
合わせて、「宗務所【次代の女性活動】」の担当も拝命しました。宗淵寺としてはあまり関わりが深くはありませんが、宗務所には婦人会活動があります。この度その活動内容を見直し、現代の社会事情に合った組織と事業を計画するためのお世話をすることになりました。
現代では社会的少数者への配慮が必要ですが、女性は少数者どころか圧倒的多数者のはずです。しかし、宗務所として敢えて「女性活動」という命題を立てるということは、少なくとも曹洞宗宗務所の管轄内では、その地位が男性に匹敵しているとは言えない、ということではないでしょうか。
あまりにハードルが高過ぎて、何をどこまで達成出来るか分かりませんが、私たちの信心の拠り所であるお寺の活動において、女性の地位が向上するよう、精一杯取り組みたいと思います。合掌(住職 記)
0コメント