13.延命地蔵堂
地蔵札の概要と「13.延命地蔵堂」の地図をクリック。
地蔵札の巡拝路の「難所」の一つ。
後になって「どこにあるかわからんかった」と聞くことの多いお堂です。
当寺から南下してすぐ、山陰道の高架を通って左折。藪沿いに数百メートル進みます。
『みつき出雲郷第2保育園』さんの駐車場の奥にお堂があります。
近くには「きそ」と屋号する旧家があって、漢字にすると「岸尾」。「きしお」が訛化して「きそ」になったと聞いています。
つまりその昔、この辺りが郊外の水際だったことを伺わせます。
保育園が開園して、今はずいぶん拓けましたが、ここの場所が分かりにくいのは、そのためでしょうか。
当寺もほぼ同じ稜線に位置するのですが、そこら辺の考察に興味のある方は、こちらをどうぞ。
【駐車場◯】道幅もそこそこあり車通り自体は少ないです。
ただし、間近に保育園がありますので周辺の状況に注意してください。
【納札】箱はありませんので、貼ることになります。
近所に住む私たちは「大木のお地蔵さん」と呼んでいますが、今回改めて調べたら、地図には「延命地蔵堂」として記されていました。そんな大層な名前があったとは・・・
かつては界隈の地域では延命地蔵講があったとも聞きますので、その名残かもしれません。
十数年前まではこの地蔵堂でも縁日がありましたが、世話人が少なくなって、今は縁日もなくなりました。みなさんと茶菓子と漬物でお茶を飲んでいたのが懐かしいです。
世話人のうちのお一人が、お堂の老朽化を気にして、当寺に合祀を相談されたことありましたが、その世話人さんが亡くなられてからは、合祀自体の音頭取りする方もいません。
朽壊するのを待つわけにもいきませんし、「延命地蔵堂」という由緒のあるっぽい名前も分かったので、いずれは当寺が施主となって、境内に合祀することも考えています。
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