11.西いやふれあい公園


さて、お地蔵さまの札打ち巡拝路の中で、最も名所ならぬ「迷所」なのが、こちらのお堂。

場所自体は難しくありません。でも着いてからが・・・


ひとまずは、国道9号線の南側にある『西いやふれあい公園』を目指してください。車でも上へ登れます。

【駐車場◎】公園内に駐車可能だと思います。ただし、もし利用者がいたら気をつけてください。

さらに公園を東側へ進みます。

途中、「ツブラヤな東屋」の著作権管理を気にしつつ、ここはあえてのスルー。

公園の奥に進んだ先にあったのは、おそらく集会所でしょうか。

「いかにも」な戸口があり、開けると賽銭箱もあって、傍には地蔵札が置き重ねてあります。建屋の畳敷の奥に仏像らしきものが陳列してあります。


少し変わった間取りではありますが、「中市場観音会館」のようなものなのかな?とも思えなくもない・・・

実は以前、個人的に札打ちした時もここを拝んで帰ったのですが・・・

なぜかこの日は不思議な胸騒ぎがして、便意もないのに左手のトイレの案内板に吸い寄せられてさらに奥へ進みました。

すると、山肌の間際という不思議な場所に建物があり、これがトイレかな?と回り込んだら・・・

ぎょっ!先ほどの礼拝所に背を向けるように、地蔵堂があるではないですか!!


何も知らずに、慌ててトイレのつもりで駆け込んだら・・・びっくりして粗相必至です。

お堂の真正面は視界を塞ぐような鬱蒼とした竹林。なぜこの場所でこの向きに、と現状だけ見ると思います。


この堂の通称は「だいじゃごさん」というそうです。


昔はお堂正面に参道があって、そこから上がれたそうですが、のちに公園ができてからは車で乗り入れ、お堂の後ろから回り込んでお参りするようになり、やがて正面側は竹林で閉ざされたのだそうです。

ということで、先ほどの礼拝所は「フェイク」、地蔵堂自体は建屋の奥にあるのです。注意してください。


【納札】フェイクではなく、本来の地蔵堂に貼りましょう。


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宗淵寺/願興寺

島根県松江市にある曹洞宗寺院・臥龍山宗淵寺と、境内に奉祀されている出雲観音霊場第二十三番札所・新美山願興寺からのお知らせや山内行事の報告、さらに住職や寺族、檀信徒の日暮らし、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつづっています。

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