9/17 観音講恒期法要のご報告

 9月17日、願興寺観音講恒規法要が厳修されました。

 宗淵寺法堂には15名の参拝者の方々がお参りされました。気候は湿度が少し高かった様ですが暑くもなく過ごし易い法要でした。

 差定にての法要、焼香の後、ご住職からご説教がありました。

 ご住職は自らの眼鏡を替えられたそうです。息子さんの体の下に入って壊れたとの事。

 その折、視度検査の結果、老眼との結果、中近の眼鏡となったとの事。これについてはご住職、少なからずショックとまでいかなくてもお気にされたご様子。

 「イメージとして、老眼鏡、って名前、もっと良い言葉がないですかね」とのご感想。私の地区の所謂老人会の名称も高齢者クラブとなりました。私は老人会との名称、特に何も感じませんが。私も老人会のメンバーです。まあ、50歳でも老人会から勧誘される様な方もおられるし、75歳でも、あの方は老人会が断るとの元気な方もおいでになります。

 次に言葉のイメージ関連なお話しとして、檀信徒ではない方から相談があり、葬式など法要はお願いしたいが、檀家勤めはできない、とのこと。

 ご先祖供養の気持ちは篤いものがあったと見受けたが、色々考えた結果、お断りをした、とのこと。

 筆者としては正直なところ、費用負担が重荷になるとおお考えではないか、と。「檀家」という言葉のイメージが費用負担につながるというのは日頃からよく聞くお話しです。


 同じ流れのお話しとして、後継ぎの不安から離檀を宣言された方のお話しがありました。仏壇は自身で守っていくとのことですが、これについてご住職から、云ってみれば車を無免許で運転するが如きで、せめてご自身が健在の間はお勤めして欲しかった、とのお話し。矢張り、宗旨があり、ご本尊様があり、菩提寺があるのが本来の供養。

 檀信徒の代替わりは新檀家として考えた方がよかろうと思う、とのお話しでした。これは菩提寺としても若者への働きかけがまた足りないことと、親から子に情報がキチンと伝わっていないとの理由からとのこと。

 これらの出来事を受けて、彼岸法要にてお配りされる塔婆には、昨年まで「金本和夫家先祖代々精霊」と記されていたが、今年からは「金本和夫氏供養精霊」と書かせていただきます、とのことでした。

 檀信徒の代替わりって中々困難があるということですね。合掌(観音講副会長 金本和夫 記)

宗淵寺/願興寺

島根県松江市にある曹洞宗寺院・臥龍山宗淵寺と、境内に奉祀されている出雲観音霊場第二十三番札所・新美山願興寺からのお知らせや山内行事の報告、さらに住職や寺族、檀信徒の日暮らし、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつづっています。

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