8/17 観音講恒期法要のご報告
盂蘭盆会明けの17日、新美山願興寺観音講恒規法要が厳修されました。
雨天と盂蘭盆会明けとの事だったのでしょうか、参拝された方が少し少なかった様に思います。
差定による恒規法要、進前焼香が終わり、ご住職のご説教がありました。
今月のご説教。ご住職はお檀家様の個別の慶弔について基本的にお話しをされません。が、今回観音講の講員様の慶弔についてお話しされました。
先般お亡くなりになりましたこの講員の方はご夫婦で出雲三十三ヶ所観音霊場巡拝を続けられ、満願が百回近くに及ぶ篤信者であったとのお話しでした。講員が一般的に廻る約10倍の回数を廻られた事になります。また、この方は、本当の札打ちを実践されたとの事。本当の札打ちとは、というお話しの中で、木札を観音堂等に打ち付け、所謂札を打つという修行をされたとのお話し。只感心あるのみでした。
精霊棚に飾る、『ほうずき』の文字は?鬼灯と書くそうです。意味は魂のともしびとの事。ご先祖様が我が家にお帰りになるのに灯台の如く方向を見誤らない様にとの案内の灯だそうです。
この時期、酷暑、豪雨、水害、コロナ禍と人間に自然からの戒め?があります。道元禅師様は、民衆から豪雨が治まる様に拝んでいただくお願いをしてその法要中にくしゃみをされたそうです。今までは、この様な災害などは今のくしゃみの様な物でその内に治まるものだとの意味合いだと解釈してきました。しかし、昨今にはその説明では収まりきらない様になっている。くしゃみはこれ以上悲惨な状況にならない様に注意しなさい、という意味で、風邪の予兆の様なものではないか、とのお説でした。
ご説教の後、行茶を受け暫し茶話会にて話に花を咲かせ下山しました。(観音講副会長 金本和夫 記)
0コメント