3/17 観音講恒規法要のご報告

 3月期の新美山願興寺観音講恒規法要が厳修されました。 


 法要は密を回避する為に宗淵寺の法堂にて行われます。参拝者はマスクにて、挙経は黙読、心読を専らにします。本日は住職様より黙読、心読のご注意はありませんでしたが、皆さん今迄の通りにされており感心された由、住職様よりありました。


 差定の法要の後、住職様よりご説教です。 


 3月4日には出雲観音霊場の札所開きが行われました。願興寺観音講では3月末日を期限に4月11日に予定の出雲観音霊場巡拝の参加を募っています。自らの判断でぜひご参加下さい。


 次には、ペット供養の件、本尊様となる馬頭観音様のご到着が4月上旬となった由。いよいよ、実働となる様です。  次には、願興寺の観音堂宇の電力事情が容量的に不足の問題がありました。空調機器など複数を同時に使用すると許容電力オーバーにてブレーカーがトリップしていました。今次、別回線の電気工事が完成し容量に余裕ができました。空調機器など心配なしに使用可能となりました。有り難いと思いますが無駄のない様に使わせていただきます。 


 少し難しいお話しとなりますが、住職様は、大震災を東京にて経験され、這う這うの体で自坊に帰山された後には、テレビを複数置き情報収集を日課としたとの事。そこでテレビの正体を知った。テレビは加工した情報を伝えるという事が判ったのは、東日本対震災であった。しかし、求める情報というものはテレビでは取れなかった。細かい情報が欲しかった。どこ山のどこ寺のご住職はお元気か?などです。いわゆるマスメディアの機能低下の正体がバレたのが東日本大震災であったと云えます、との事でした。その後SNSが盛んになり、それぞれが好き勝手に発言をする様になり、その結果として発言が動機となり自死を選択するなど取り返しのつかない事も起きるようになりました。 

 道元禅師様は、

「言(ことば)を出(いだ)さんとせん時は、三度(みたび)顧(かえりみ)て、自利利他(じりりた)の為(ため)に利あるべければ、これを言ふべし。利なからん時は止(とど)まるべし。」

とお示しだそうです。これは言おうとしたことを三度考え直し、その事が自らの為となり、他の人の為になることが明らかになったら発言しなさい。ということの様です。 


 不用意な発言でいろいろ問題を起こした事は私にもあります。三度考え直してみていたら問題もおこらなかったかもしれません。 情報と云う事からのお話でしたが、まとめが拙くて判りにくいですね。長文と合わせて申し訳なく思います。拝(願興寺観音講 副会長 金本和夫)

宗淵寺/願興寺

島根県松江市にある曹洞宗寺院・臥龍山宗淵寺と、境内に奉祀されている出雲観音霊場第二十三番札所・新美山願興寺からのお知らせや山内行事の報告、さらに住職や寺族、檀信徒の日暮らし、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつづっています。

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